内蔵のネットワーク状態シミュレーション機能を制御する、シンプルなGUI部品。
Photonクライアントライブラリーでは、ラグ(メッセージの遅延)と喪失といったネットワーク状態のシミュレーションができます。ローカルサーバーや完全ではないネットワーク状態でテストする開発者には、よいツールになるでしょう。
これを使うには、PhotonNetSimSettingsGuiコンポーネントを、シーン内で有効なGameObjectに追加してください。実行時に、画面左上で現在のラウンドトリップタイム(RTT)とネットワークシミュレーションの制御ボタンを表示します:
- RTT: ラウンドトリップタイムは、サーバーでメッセージを確認するまでの平均時間(単位 ミリ秒)。変動値(+/-の後の値)はRTTの安定度(低い数値ほど良い)を示します。
- "Sim" トグルスイッチ: シミュレーションを有効/無効にします。ネットワーク状況に突然の大きな変動があると、ネットワークが切断されることがあります。
- "Lag" スライダー: 送受信メッセージに固定値の遅延(単位 ミリ秒)を追加します。
- "Jit" スライダー: メッセージ毎に「X ミリ秒以下」のランダムな遅延を追加します。
- "Loss" スライダー: 指定したパーセントのメッセージをドロップ(送受信に失敗)します。現在のインターネットでは、想定される損失は2%未満とされています。